チベット仏教に関心をお持ちの方へ
チベット仏教に関心を持たれたきっかけは、人それぞれだと思います。本で読んだ、旅先で出会った、あるいは、生きるうえでの確かな拠りどころを探している——。
ツェチェン・テンペル・リンは、チベット仏教四大宗派の一つ「サキャ派」の伝統にもとづき、その教えを日本語で、基礎から順序立てて学ぶための場です。仏教の予備知識も、チベット語の知識も必要ありません。どなたでも、最初の一歩から始めていただけます。
チベット仏教とは——日本の仏教と同じ大乗仏教の流れ
チベット仏教は、インドで発展した大乗仏教と密教の思想・実践を受け継ぎ、千年以上にわたって守り伝えられてきた仏教の伝統です。日本の仏教と同じく大乗仏教を土台としており、決して縁遠いものではありません。たとえば当会の初心者向け講座では「般若心経」を学びます。日本でも広く親しまれてきたこの経典を、チベットに伝わる注釈の伝統に沿ってあらためて読み解いていくと、聞き慣れた言葉の奥にある意味が、一つひとつ立ち上がってきます。
サキャ派の伝統
サキャ派は、11世紀に成立した宗派で、顕教(経典にもとづく教え)と密教の双方を体系的に学び、実践する学風で知られています。「四つの執着から離れる(シェンパ・シタル)」をはじめ、修行の道筋を示す数々の教えが、師から弟子へと受け継がれてきました。サキャ派の歴史と教えについて詳しくは、資料ページの「サキャ派詳説」をご覧ください。
当会で学ぶということ
日本語で、直接学べます
講師を務める奥田剛師(ケンポ・クンガ・テンパ)は、北インドのゾンサル学問寺で9年間顕教を学び、ゴル僧院で4年間密教を修めたのち、2015年、日本人として初めてケンポ(学頭)に任命された僧侶です。チベットの僧院で伝統どおりの教育を受けた日本人僧侶が、通訳を介さず日本語で直接講義を行いますので、細かなニュアンスまで質問しながら理解を深めていただけます。
学びの順序を大切にしています
チベットの僧院では、教えを「聞き、考え、瞑想する」という順序(聞・思・修)が古くから重んじられてきました。当会もこれに倣い、まず仏教の基本的な教理と大乗仏教の実践を学ぶ顕教の講座から始め、段階を踏んで学修を進めます。遠回りに見えるかもしれません。しかし、土台を固めてこそ、その先の教えが本当に生きてくる——それが、チベットの僧院で守られてきた学び方です。
確かな法脈に連なっています
「ツェチェン・テンペル・リン」という名称は、サキャ派ゴル寺の第75代座主ルディン・ケンチェン・リンポチェから、当会会長に直々に賜ったものです。当会は、サキャ派の座主をはじめとする高僧方とのご縁のもとで活動しています。詳しくは「代表的な高僧たち」のページをご覧ください。
ご自身のペースで続けられます
講座は、東京都千代田区の本部での対面受講のほか、Zoomによる同時配信と、講座終了後も一定期間ご覧いただける録画をご用意しています。遠方にお住まいの方、お仕事などでご多忙な方も、無理なく学びを続けていただけます。
